フィリピン海西部海域において、仮に突発的な海面変動が発生した場合の津波伝播シミュレーション(試算例)

地政学

フィリピン海西部海域に位置する大東海嶺および沖大東海嶺は、白亜紀後期から古第三紀初頭(約6,500万年前前後)の大規模な火成活動によって形成された古島弧構造である。この海域において、仮に突発的な海底火山活動による地殻変動が発生し、40m前後の海面変動が生じた場合を想定し、二次元津波シミュレーションにより津波の伝播様子を可視化してみた。

あくまでも仮想津波による試算結果ではありますが、もしこのような津波が発生した場合、南西諸島では、最大で20メートルを超える津波が到達する可能性があります。九州南部においては、南海トラフ巨大地震の想定津波高と同程度、あるいはそれ以下となる見込みです。また、台湾付近ではおよそ10メートルを超える津波、香港でも4メートル前後の津波が到達する可能性があります。

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